送風でウインドーの曇りを消す
【対策5:前方、側面の曇りは送風で消す】
エアコンで除湿するとき、フロントウインドーに風を吹き付ける「デフロスター(曇り取り送風機能)」を使えば、いっそう効果的です。デフロスターはエアコンパネルにある扇形のマークのスイッチで、フロントガラスに向けて集中送風する機能です。
またサイドウインドーの曇りについては、空調の風がウインドーに当たるよう、インパネ左右の送風口の向きを調整することで、曇りを効率的に除去できます。
なおクルマの空調機能では、さらに車外から空気を取り入れる「外気導入(リフレッシュ)」と車内の空気を循環させる「内気循環(リサイクル)」を切り替えるスイッチが用意されています(個別に用意されているものも、どちらかのひとつのスイッチをON/OFFして切り替えるものもあります)。
ただ雨天などでは湿度の高い外気を導入してしまうため、曇り対策としては逆効果となります。エアコンを使って曇りを取る場合は、車内の空気がエアコンの働きで除湿されるため、スイッチを内気循環にしたままでも大丈夫です。
なお気候によっては、ウインドーではなく、ドアミラーが曇って後方が見えなくなることもあります。クルマによっては前述のデフォッガーと連動し、ドアミラーの内部の電熱線で曇りをとる「ドアミラーデフォッガー」を装備していることがあります。有無については、クルマの取扱説明書で確認してください。
ウインドー内側の曇り防止に役立つ空調機能。(1)スイッチONで車内を除湿する、(2)スイッチONで車内の空気を循環させ、OFFで車外の空気を取り入れる、(3)フロントウインドーに送風し曇りを除去する、(4)リアウインドーの電熱線に通電し曇りを除去する、(5)フロントウインドーに送風するとともに足元を暖める Photo by Y.U.







