「正月太り」対策で瘦せようとするのはNG?年始の食事と運動「3つのポイント」【管理栄養士が解説】写真はイメージです Photo:PIXTA

年末年始が終わると、「体重が増えた」「お腹まわりに肉がついて戻らない」と感じる方が一気に増えます。ですが、まず知っておいてほしいのは、正月太り=脂肪が大量についた状態、ではないということです。今回は、正月明けの正しい「リセット法」をお伝えします。(管理栄養士 岡田明子)

「早急に体重を落としたい!」
が、そもそも間違っている理由

 年末年始に増える体重は平均0.4〜0.6kg程度で、その多くは脂肪の蓄積ではないという海外の研究結果(Yanovski et al., New England Journal of Medicine)があります。主な原因は、「塩分摂取量増加による水分貯留」「食事時間の乱れによる代謝リズムの低下」とされています。

 つまり年始に必要なのは、急いで体重を落とすことではなく、体を本来のリズムに戻すことだということです。そのために、年始は次の3つのことを意識しましょう。

1 朝食を抜かない
 正月太り対策として「朝食をいてカロリー摂取量を減らすと、早く体重が戻るのでは?」と考える方は少なくありません。しかし、これは体のメカニズムからすると逆効果です。朝食を抜くと、次のようなことが起こります。

・血糖値が急上昇しやすくなる
・昼食や夕食の食べ過ぎにつながる
・体が省エネモードになり、脂肪を溜め込みやすくなる

 特に中高年以降では、筋肉量や基礎代謝が低下しているため、この影響がより強く出ます。年始の朝食で大切なのは、朝にエネルギーと栄養を入れることです。

 何でもいいからとにかく朝食を取るのではなく、栄養のあるものを食べるというのがポイントです。炭水化物(ごはんやパン)、タンパク質(卵や納豆、豆腐)、ビタミン・ミネラル(野菜、きのこ類、海藻類、果物)を少量でもいいので取り入れることが大切です。