イオンで出張展示会は継続
向いているのはどんな人?

 では、どんな人がBYDを買うのに向いているのか? それは、性能が良ければクルマの“国籍”など気にしない、コストパフォーマンスを最優先するという人です。そういう人は、試乗してみるといいでしょう。本当に驚きます。このスペックのクルマを本当にこの価格で売るの?などと感じるかもしれません。なぜなら、筆者がそうだったからです。

 先述した軽EVのラッコと同じくらい注目されているのが、25年12月に発売されたプラグインハイブリッド(PHEV)の「SEALION 6(シーライオンシックス)」です。BYDは日本市場を考えた場合、EVだけのラインアップでは競争力が弱いと判断。そこでPHVをラインアップに加えることに切り替えました。PHEVは、エンジンでもモーターでも走れるハイブリッドモデルに、充電機構をプラスしたものです。

 12月初旬、静岡県御殿場市でシーライオン6を試乗したのでリポートします。同モデルには前輪駆動モデルと4輪駆動モデルが設定されますが、今回試乗したのは前輪駆動モデルです。

BYDシーライオン6走行中BYDシーライオン6走行中 Photo by Y.M.

 御殿場インター至近から箱根・仙石原方面に向かって走り出しました。走行モードは「HEV(ハイブリッド)」に。EVモードを基本とし、適宜ハイブリッドモードとなる方式です。

 シーライオン6のPHEVシステムは、エンジン、モーター(駆動用)、ジェネレーター(充電用)で主に構成されます。EV走行時はバッテリーに貯めた電気でモーターを駆動し走行します。シリーズハイブリッド走行時は、バッテリーに貯めた電気に加えてエンジンが始動してジェネレーターを作動させ、モーターにも電気を送ってアシストします。パラレルハイブリッド走行時は、モーターとエンジンの両方でタイヤを駆動します。この3つの状態をうまく使い分けながら効率のいい状態で走行する方式です。

 一般道で、すぐに上り勾配になる道のりです。上り坂になってもエンジンは始動しません。HEVモードを選んでいるので、必要になればエンジンが始動してアシストするはずなのですが、通常走行の範囲では上り坂でもエンジンは始動しませんでした。