これがまさに「ウフ!」の1つの例です。もちろん、豆腐としても製法や原料にこだわっていておいしいのでしょう。でもそんな真面目さに「ウフ!」の要素を加えることで、格段に消費者の注目を集めやすくなっています。

 真面目な製法や原料の話も、ただ聞かされるより、「あの男前豆腐には実はこんなこだわりが……」という流れで説明される方が、ずっと印象に残りますよね。

「ウフ!」は注目を浴びる
良いきっかけになってくれる

 起業初期はあまり知られていないため、注目を浴びるきっかけとしての「ウフ!」の要素は思っている以上に効果的です。

 そして、「ウフ!」をどう入れるか考えること自体が、真面目になりがちな起業家にとって、自分自身を客観的に見つめ直すきっかけにもなります。チームで楽しく考えてみてはいかがでしょう。

 自分の大切な起業のビジョンやストーリーですが、お客様が起業家と同じ感覚でそのまま受け取ってくれる可能性はそれほど高くありません。いいものを一生懸命説明するだけでなく、何か「ウフ!」っとくるものを取り入れて、「面白い」と思わせるように楽しんでください。

 自分の起業が他人からどう見えているかを考える行為はとても重要で、「ウフ!」に思いを巡らすのは、そのための助けになります。

「ちょっとバカじゃない?」
くらいに発想を広げてみる

 時には、「ちょっとバカじゃない?」と思えるくらいに発想を広げてみるのもおすすめです。

 ある有名な起業家の話です。彼は冗談のつもりで海岸にある何でもない石を「ペット」として箱に詰めて商品として販売しました。石はただの石ですが、その起業家が売ったのは石ではありません。人がそのペットロックを購入した理由は「笑い」です。

 一見バカバカしく思える発想でも、人の心を動かす力があることがあります。自らの起業を上手に客観視し、いろいろな工夫を発想しやすくもなれるでしょう。

 そして、起業の経験を重ねると、このあたりはどんどん上手になっていくはずです。

「ウフ!」要素を組み合わせることで、あなたの起業はより親しみやすく、長く続けられるものになるでしょう。ワクワクした気持ちを事業に取り入れ、どこか笑顔になれる要素を忘れずに。