歌人、作曲家、映画監督など
多士済々の卒業生たち

 歌人という肩書だけでなく、著作家、エッセイスト、翻訳家でもある松村由利子がOGだ。多くの賞を受賞している。短歌では、37回短歌研究新人賞、7回葛原妙子賞、24回若山牧水賞を、また『与謝野晶子』で第5回平塚らいてう賞を、『31文字のなかの科学』で科学ジャーナリスト賞を、それぞれ受賞している。

 筑高―東洋英和女学院短大―西南学院大・英文科―同大学院中退で、元毎日新聞記者。2006年からフリーで、現在は沖縄県石垣市在住だ。

 歌人では「塔」所属で、歌集『地球光』『氷』を出した田中濯がOBだ。京大農学部卒だ。

 俳人では,福岡市文学賞を受賞している大藪貴美子がいる。吉武草径も大藪と同期卒で、ホトトギス同人だ。

 馬場与志子は中国語の翻訳家であるとともに、作家、詩人としても活動している。九州大中国文学科卒で、高校や大学で42年間、教職に就いた。

 栗原隆司は、鉄道写真家として知られる。筑高在学中から北九州地区の蒸気機関車の撮影を始め、そのまま、鉄道や花の写真で著名なフォトグラファーとなった。

 音楽では作曲家の吉田峰明、コントラバス奏者で元九州交響楽団に所属していた吉浦勝喜が、OBだ。

 米ボストンのバークリー音楽大卒のジャズ作曲家・樋口絢子、サックス奏者で音楽プロデューサーの河口実知子、歌手の河野万里奈がOGだ。

 高木青鳳は筑前琵琶奏者だ。作詞・作曲から語りまで一人で演じている。2018年に、日本琵琶楽コンクールで第1位になった。九州大経済学部卒業後に九州電力に入ったが、29歳で退社し、琵琶の練習に打ち込んだ。

 望月菊麿は金属彫刻家だ。猪立山(いたてやま)三鈴は、イラストレーター、画家だ。

 山本いづみは人形劇団京芸(宇治市)で制作部長などを務めている。コロナ禍で公演ストップを余儀なくされ、経営危機になったが、存続のためのクラウドファンディングを募って乗り切った。