慢性的な腰痛は
「腰椎分離症」「腰椎すべり症」の可能性も
「高齢の女性であれば骨粗しょう症の可能性があり、腰痛の大きな原因になりますが、中年男性の場合は基本的に骨の心配は必要ありません。ただし、椎骨を構成する椎体のずれなどが原因で起こる『腰椎分離症』『腰椎すべり症』などは成人以降誰でも起こり得ます。レントゲン(X線)検査を4方向から行えばわかりますので、慢性腰痛を繰り返す人は、一度は医療機関で診断を受けてほしいですね」
また椎間板に傷が入っていて時々痛みが起きるようなタイプの人も、激しい動きによって、再び傷が入ればその痛みはしばらく続くという。
「自然回復しますが、またあるきっかけで痛みが起きることを繰り返します。こちらも一度は脊椎・脊髄の専門医に相談してほしいです」
脊椎・脊髄の専門医がいる医療機関は、日本脊椎脊髄病学会のホームページで検索できる。
だが、医療機関を受診したものの「椎間板が少し狭いですが、年齢相応ですね」などと言われて治療終了になるケースも多くあるそうだ。
「椎間板の中にエキスでも放り込んだら水気が戻り、若返って腰の痛みがなくなったとか(笑)、残念ながらそんな夢のような治療はありません。私が45年前に医者になったときから探し続けてきましたが、今のところはただの慢性腰痛に特効薬はないのです。腰痛を起こす遺伝的な素因もありますが、姿勢など自分でできる予防改善策を行ってください。どのように腰痛と付き合っていくかが重要でしょう」
デスクワークをしているとどうしても腰が丸まってしまい、椎間板に負担がかかりやすい
このような骨盤をサポートする補助器具を使うと、無理なく姿勢が正され、腰に負担がかかりにくいという
次回は「ぎっくり腰」が起きたときの対処法や、湿布やコルセットの使い方、そして近藤医師自身が試み、腰痛や肩こりを改善した「体操」を紹介する。
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>>【第2回】「「腰痛がすっかり治った」エキスパート医が教える「毎日2分・回旋運動体操」が最高に気持ちいい」は1月28日(水)に配信予定です
>>【第3回】「1日30回・座ったままでOK!ガチガチの「背中・肩甲骨」を一瞬でほぐすカンタン体操」は1月30日(金)に配信予定です







