理系の学者・研究者では、前述の高際が慶応大理工学部数理科学科卒で、東洋英和女学院中学部・高等部の数学科教員を経て96年に渋谷教育学園渋谷中学・高校の副校長になった。渋谷教育学園の創立者である田村哲夫(麻布中・高校卒)の長女だ。

 宇宙物理学者で国際基督教大上級准教授だった石丸友里は、17年に50歳で死去した。

 国尾美絵は慶応大理工学部―米MITで医療工学を学んだ研究者で、現在は民間企業で「治療用アプリ」の開発に従事している。

 美馬のゆりは教育工学者で、公立はこだて未来大(北海道函館市)教授だ。電気通信大電気通信学部計算機科学科卒で、日本科学未来館副館長、NHK経営委員会委員なども歴任した。

 医学者・医師では、堀川玲子が国立成育医療研究センター内分泌代謝科の前診療部長だ。東北大医学部卒で、ホルモンの異常で起こる疾患について研究している。

 丸本百合子は産婦人科医で、女性が自分の性と体のことを自分自身で選択するためのテーマで、講演や著作活動を行っている。

 堀口雅子は1930年3月生まれの医師・薬剤師で、元虎の門病院産婦人科医長だ。正式な「外来」はしていないが、95歳になった今も多様な人の健康相談に応対している、という。夫の堀口貞夫は産婦人科医で元愛育病院院長だ。

 小山美弥(みね)は獣医師で、ヤマザキ動物専門学校で動物病理学の講師をしている。

 文系では、文化人類学者で元京都大教授の速水洋子がいる。京大東南アジア地域研究研究所長などを務めた。父は元日銀総裁の速水優だ。

 倉田敬子は慶応大文学部長などを歴任、24年4月から国立国会図書館長に就いた。幼稚園から高等部まで東洋英和で育ち、慶応大を卒業、情報メディア学、図書館情報学の第一人者になった。

 小出いずみは図書館学、文化資源学で東大から博士号を取得、渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター長などを歴任した。

 斉藤博子は、シカゴ美術館付属美術大学の国際関係研究員で、収蔵作品についての日本語での解説や、企画開発などをしている。