画家、写真家、デザイナーなど
卒業生は多士済々

 美術では、遠山由美が日本語と英語の両方の側面から読める両面文字「デュアル・レター」を発案し、創作活動を行っているアーティストだ。

 近藤聡乃(あきの)は、アーティスト、イラストレーター・漫画家だ。

 世良巨絵(とみえ)は、洋画家・小磯良平に師事した画家で、ピアノ指導者でもある。1931年に東洋英和女学校を卒業した。神戸市の自宅敷地内に個人美術館である世良美術館を開館した。

 09年に世良が死去した後はスタッフが経営を引き継いだが、世良の17回忌に当たる25年3月に閉館した。美術館の建物は、神戸市建築文化賞などを受賞、83人収容のサロンでは、コンサートが毎週のように行われてきた。

 巌谷貞子は世良より10年後に東洋英和女学校を卒業した書家・水墨画家だ。

 岡上淑子(おかのうえ・としこ)は、コラージュ作家・写真家だ。高嶋シオンは現代アート作家だ。

 芦田多恵は、ファッションデザイナーで、自身のブランド「タエアシダ」では、普段着からイブニングドレスまで多岐にわたる既製服を展開し、各界の著名人やセレブを顧客に持つ。24年度には文化庁長官特別表彰を受けた。ファッションデザイナーだった芦田淳(18年死去)の次女だ。

 廣田比呂子は写真家、牧山花は染織家、岩切裕子は木版画家だ。

 徳川宜子(ことこ)は、紀州徳川家の第19代当主で建築家だ。98年に、銅を用いた建築コンクール賞などを多数、受賞した。

 建築家では芝浦工業大建築学部准教授の岡野道子がいる。レモンの産地で有名な香川県の豊島で開業した「檸檬ホテル」を設計した。熊本地震の復興支援事業にも携わっている。

学者や教育者として
活躍する卒業生は

 学者や教育者として活躍した卒業生では――。

 女学校時代を含め、東洋英和以外の校長を務めた人物では、東京家政学院を創立した大江スミ、戸板学園を創立した戸板関子、恵泉女学園大第4代学長となった石井摩耶子、清泉女学院中・高校校長をした中里昭子、東京女子大学長をした小野祥子、22年から渋谷教育学園渋谷中学・高校校長に就いた高際伊都子(たかぎわ・いつこ)らが挙げられる。