「資産と時間のエレベーター」は誰でも乗れるが
途中で降りる人が多い
ここで改めて強調したいのは、「資産と時間のエレベーター」は一部の選ばれた人だけのものではないという点です。誰でも、今いる階層から乗ることができます。
しかし、途中で降りてしまう人が圧倒的に多いのが現実です。目先の利益、短期的な評価、周囲からの見え方に引っ張られ、エレベーターを途中階で止めてしまいます。
本物の富裕層は違います。短期的に不利に見える選択であっても、長期的に意味があると判断すれば、迷わず進みます。結果として、エレベーターは止まらず、最上階へと上がり続けていくのです。
日常の行動・言動に表れる
「最上階思考」
この時間軸の違いは、投資や経営だけでなく、日々の行動や言動にもはっきりと表れます。超富裕層の方々は、感情的な発言や衝動的な行動をほとんど取りません。
今日の一言が、10年後、20年後にどのような意味を持つのか。その行動が、自分の人生だけでなく、家族や後継者、周囲の人々にどのような影響を与えるのか。そうしたことを自然に考えながら、言葉と行動を選んでいます。
これは人格の優劣ではありません。立っている階層、つまり時間軸の違いによるものです。最上階に立てば、自然と見える景色が変わり、判断も変わります。
行動経済学では、人は将来の価値を過小評価し、目先の利益を優先しやすい傾向があることが知られています。これは「時間割引率」という概念で説明されます。時間割引率が高い人ほど、短期的な報酬を選びやすくなります。
一方、時間割引率が低い人は、長期的な利益を選択しやすくなり、結果として安定した成果を得やすいことが示されています。







