車両への荷物の積載には
AGV(無人搬送車)を導入

 メディア公開当日は雪の降る中、ホームから「やまびこ」と連結した荷物専用新幹線が発車し、折り返して別のホームに入線する様子が見られた。AGVが荷物を載せたカゴ台車をけん引しながらホーム上を自動で走行し、荷物を積む車両の前で停止する場面も披露された。

 ホーム上にはAGVが走行できるよう床に誘導テープを張りめぐらされている。車両の前で止まったAGVからスタッフがカゴ台車を切り離し、車両の中に積載する。荷物専用車両は座席を全て外して床面をフラット化し、鉄板を敷くとともに滑り止め加工を施してカゴ台車の積載に対応。輸送時の荷崩れ防止用に固縛用のベルトも整備した。

JR東日本が「荷物専用新幹線」を3月スタート、車両改造と運用面で苦労した点とは?AGVがけん引したカゴ台車を積載(1) 画像:カーゴニュース
JR東日本が「荷物専用新幹線」を3月スタート、車両改造と運用面で苦労した点とは?AGVがけん引したカゴ台車を積載(2) 画像:カーゴニュース
JR東日本が「荷物専用新幹線」を3月スタート、車両改造と運用面で苦労した点とは?荷物積載用に改造を施した車両の内部 画像:カーゴニュース

地域の名産品を首都圏に運ぶほか
災害支援物資も迅速に届けられる

 荷物専用新幹線を通じて期待できる効果として、マーケティング本部まちづくり部門開発戦略ユニットの堤口貴子マネージャーは、「地域の名産品を首都圏に運ぶことでマーケットを拡大し地方創生につなげるとともに、物流における『2024年問題』への対応やCO2排出量の削減など、社会課題解決に貢献していく。お客様のニーズを拾い上げて改善を続け、事業をさらに拡大していきたい」と語った。