「まずは」「一つは」「つまり」「そこで」「結論として」で“橋を架ける”

「論理的に話すなんて難しそうだ……」と身構える必要はありません。

 今日からできる、たった一つのシンプルなアクションがあります。それは、話し始める前に一呼吸置いて、「まずは」「結論として」という言葉を口に出してしまうことです。

「何か話さなきゃ!」と焦って思いついたことから口走る前に、自分にブレーキをかけるのです。

「結論として、私の意見はA案です。理由は2つあります。1つは……」

 このように宣言することで、聞き手は「あ、これから結論と理由が来るんだな」と心の準備ができます。そして何より、話し手であるあなた自身の頭が整理されます。「『1つは』と言ったからには、もう一つ理由を言わなきゃな」と、脳が勝手に論理的な構造を作ろうとしてくれるのです。

 説明とは、あなたの頭の中にある景色を、相手の頭の中に再現する作業です。

 そのために必要なのは、難しい専門用語でも、流暢なトークスキルでもありません。相手が迷わないように、情報と情報の間に小さな「橋」を架けてあげること。ただそれだけです。

「まずは」「一つは」「つまり」「そこで」「結論として」

 これらの短い言葉を意識して使うだけで、あなたの話は驚くほどクリアになり、「点」から「線」へと変わります。

 ぜひ次回の会議や報告で、この「魔法の接着剤」を使ってみてください。相手の反応が、「?」から「なるほど!」に変わる瞬間を体験できるはずです。