「そんなことで職場の人間関係のストレスが減るの!?」と思われるかもしれませんが、1905名の働く日本人男女(平均年齢44.7歳/20~69歳)を対象としたリサーチでも、趣味を持つ人はそうでない人に比べ、職場でのストレスの回復力(レジリエンス)が高く、感情コントロール力や未来を肯定的する力も高まることがわかっています。
好きなことに没頭し、職場のストレスの回復が早くなる行動を、専門用語で「リカバリー活動」といいます。
たとえば、楽しみな食事や旅行が控えている週は、面倒な打ち合わせのストレスも軽く感じられたりしませんか?これは「好きなこと」が脳を活性化させ、扁桃体が細かいストレスに反応しにくくなるからです。
なお、「趣味」は大きくインプット型とアウトプット型に分けられます。
・インプット型:読書や映画鑑賞、ゲーム、グッズや収集、知識オタク型(世界遺産、パン、お酒、ファッション・美容、ブランド、アイドル、アニメ)など
・アウトプット型:スポーツ、アウトドア、楽器演奏、カラオケ、料理、手芸、絵画、DIY、サイクリング、旅行など
どちらに没頭しても効果が得られますが、特にスポーツや楽器演奏などのアウトプット型の趣味の場合、職場でストレスを受けたときの回復力がインプット型に比べて10~11%ほど高まりました。
好きなことを極めることで
人間関係のストレスが減少
さらに、日本で2500名以上を対象に行われたリサーチでは、ただ好きなことをするだけでなく、好きなことに熟達している人ほど、職場での精神的ストレスや身体的疲労まで少ないことが明らかになりました。つまり、好きなことをするなら、徹底的にやったほうが扁桃体は活動しにくくなるのです。
難しいスポーツの技や難しい演奏ができるようになる、コーヒーやワインの銘柄に詳しくなる、高級食材を使って凝った料理を作ってみる、ゲームの腕を上げる、マンガシリーズを全巻制覇する、ホテルのアフタヌーンティー巡りにはまる。







