この美容本がヒットした理由を分析するのであれば、ターゲット層が明確であったことであろう。自身と同年代の女性で、子育てや仕事で忙しい中でも美容には気を使いたい気持ちがある人たち。

タレントのようにお金をかけられない…
そんな一般女性の心もつかむ

 しかし「普通の女性たち」は、タレントや美容インフルエンサーのように美容にお金や時間をそこまでかけられるわけではない。だから無理をせずに続けるための工夫がいくつも紹介されている。例えば、比較的安価なシートマスクである「ルルルン」が、本の中で一押しされていることは有名である。

 また、バラエティ番組でMEGUMIが「ほうれい線」を消すためのマッサージを紹介している場面を見たことがある人も多いだろう。若い頃の過酷な撮影スケジュールもあって、20代からほうれい線が出てしまい、スタッフから「ほうれい」というあだ名をつけられてしまった。そんなストーリーとともに、本人の悩み、そしてその解消法が紹介される。

 実際に悩んでいたことなのだろうが、説得力のあるストーリーである。同じ悩みを持つ人の心をがっつりつかんだであろうことは想像に難くない。

 30〜40代の一般女性が、美容についてどんな悩みを持っているか(=若々しくキレイでいたいけれど、時間やお金はそこまでかけられない)。そしてタレントである自身との距離を埋めるためのアプローチは何か(=ほうれい線という共通の悩み)。感覚的に作られた美容本ではなく、明確なターゲットとそこへのアプローチがシンプルにハマった一冊と言える。

 2016年には、金沢にパンケーキカフェを開店。経営者としての顔も持つ。

 また昨年は、Netflixでヤンキー男女のリアリティショー「ラヴ上等」をプロデュースし、ヒットさせたことも記憶に新しい。2月にはNetflixと複数年にわたる契約を結ぶことが報道され、これも世間を驚かせた。

 注目が集まる中、同時期に人気芸人との熱愛が報道されたのはあまりにもタイミングがよく、思わず「仕込みだろうか」と疑ってしまったほどだ。