握手を交わすビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

関西の名門私大として知られる「関関同立」。企業、政界、スポーツ界など幅広い分野で人材を輩出してきたが、特にビジネス界では存在感が大きい。キーエンス、ネスレ日本、ダイハツ工業など、関西企業のトップには関関同立出身者が少なくない。関西企業の発展を支えてきた卒業生たちを追う。※本稿は、教育ジャーナリストの小林哲夫『関関同立――関西の四大私大事情』(筑摩書房)の一部を抜粋・編集したものです。

関西発祥の企業を盛り上げた
関関同立出身者たち

 関西発祥の企業を盛り上げた、という意味で関関同立は大きな役割を果たした。

 関西系企業の「もうかりまっか」的な風土、気質は、関関同立のような関西の私立大学に合っていたのかもしれない。3校に商学部があるのも大きい。早慶MARCHよりも社長を生み出す土壌が、関西という地域性と相俟ってあるのかもしれない。

 関西大出身の豊留昭浩さんは日清食品(現・日清食品ホールディングス)入社後、中国の日清食品投資有限公司マーケティング部長、日清シスコ社長を歴任した。2007年日清食品は明星食品を完全子会社とする。2021年、豊留は明星食品の社長に就任した。

 彼が日清食品に入ったとき、ライバル会社のトップになるとは夢にも思わなかっただろう。ちなみに日清食品社長は創業者の孫が就いている。

 大手食品会社で日本ハムの舵取りを任されているのが井川伸久さんである。北海道日本ハムファイターズオーナーでもあり、新庄剛志監督に信頼を寄せる。

 日本ハムの人気商品をめぐって、関西大理事長の芝井敬司さんとこんなやりとりをしている。