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マイナ保険証の導入によって、2025年12月1日で被保険者証(健康保険証)が効力を失った。経過措置として今年3月末までは期限切れでも使用できることになっていたが、その期限が今年7月末に延長されたのをご存知だろうか。『医療費の裏ワザと落とし穴』306回で、詳細を解説する。(フリーライター 早川幸子)
マイナ保険証の利用率は6割強
混乱防止のために暫定措置を延長
期限切れの健康保険証でも通常通りに受診できる経過措置が、2026年7月末まで延長されることになった。
これまで使われていた被保険者証(健康保険証)は、法的には25年12月1日で効力を失っている。だが、病院や診療所、薬局で公的医療保険の資格確認ができないと、患者は医療費の全額を自己負担しなければならなくなる。
そのため、制度移行の経過措置として、期限が切れた従来の健康保険証でも、26年3月末までは通常通りの一部負担金で医療を受けられる暫定措置が取られていた。
この間、国や医療機関、メディアなどが、従来の健康保険証の有効期限に関する情報提供を行っていた。だが、26年1月末現在でも、マイナ保険証の利用率はようやく6割超えたところだ。
このタイミングで従来の健康保険証の利用を完全停止してしまうと、医療現場が大混乱に陥る可能性もある。そのため、期限切れの健康保険証でも通常通りに受診できる特例措置期間が7月末まで延長されることになったのだ。
マイナ保険証は、マイナンバーカードの個人認証機能を使って、その人が加入している公的医療保険を確認するもので、21年10月に本格導入が始まった。







