メジャーでは、投手の肩を守るために厳格な球数制限があり、ブルペンでは40球ほどしか投げさせてもらえません。これでは、新しい変化球を覚えたり、投球フォームを改善したりするのは非常に難しいのです。そこで僕は、アメリカの自宅を改修工事し、ブルペンとトレーニング場を自前でつくりました。それからは、誰に気兼することなく、ブルペンで毎日投げられるようになったのです。
オフシーズンに数週間だけ日本に帰国する際も、練習場所の確保は必須です。そのため、地元の岩手に「King of the Hill」(K.O.H)という名前の全天候型複合野球施設もつくりました。僕はギャンブルに一切興味はありませんが、自己投資をギャンブルと呼ぶのであれば、それに関しては惜しまずやってきたと自負しています。
ビジネスで結果を出す人も
自己投資を惜しまない
僕には、保険業界でトップセールスマンとして活躍している友人がいます。人は外見だけではありませんが、第一印象で、その人の評価の8割以上が決まるとも言われています。
『こうやって、僕は戦い続けてきた。』(菊池雄星、PHP研究所)
彼は、顧客に好印象を持ってもらうために、週に4回の筋力トレーニングを欠かさず、健康的な身体を維持しています。これは単なる体型維持のためだけではありません。体力がつくことで、人よりも多く仕事ができるという明確なアドバンテージにもつながります。
その他にも、話し方の専門家をつけたり、脱毛をして清潔感を維持したり、週に一度は必ず髪を切りに行ったりと、徹底しています。当然、いつ、どこで会っても彼の髪型は全く同じです。
彼は「お客さんとお会いする前に勝負は決まっている」と言います。
プロ野球の世界は、平均引退年齢26歳、平均在籍期間6年間という厳しい世界です。その中で1日でも長く健康にプレーし続けるために、僕はこれからも持っているリソースのすべてを野球に注ぎ込んでいきたいと思っています。







