ヤマトの新しいNH8ロジセンターの外観 画像:カーゴニュース
経済成長の著しいインドで、日系物流企業の事業拡大が活発化している。各社は現地企業の買収・資本参加や現法の設立を進め、事業基盤の強化に注力。市場拡大に伴う物流需要の増大や、インド政府が国家物流政策(NLP)に基づき推進する規制緩和・改革にビジネスチャンスを見出している。物流インフラの整備や物流品質が発展段階にあることから、日系物流企業は「日本品質」のサービスを提供することで市場浸透率を高めたい考えだ。主な日系物流企業の最近のインド事業動向を探る。(カーゴニュース編集部)
*本記事はカーゴニュースからの転載です
ヤマトHDがインド北部に
海外最大規模の拠点開設の勝算は?
ヤマトホールディングス(本社・東京都中央区、長尾裕社長)は、日系メーカーのインドでの生産拡大を物流面から支援すべく事業拡大を加速させる。現地法人ヤマトロジスティクスインド(YLI)は今年1月、インド北部のハリヤナ州に大型物流センターを開設し、日系輸送機器メーカー向けにコントラクトロジスティクス(CL)事業を開始。2029年度までにインド事業を25年度比で倍増させる計画を掲げる。
新設した「NH8(シドラワリ)ロジスティクスセンター」は延床面積約2万5000平方メートルで、ヤマトグループが運営する海外物流拠点としては最大規模。YLIが運営する倉庫としては初となる定温保管スペースを備え、精密機器などの保管にも対応する。
デリー首都圏からムンバイを経由し、ベンガロールやチェンナイに至る主要高速沿いに立地しており、メーカーの門前倉庫としても活用が可能。さらに内陸コンテナデポやインディラ・ガンディー国際空港にも近く、インド国内外への輸出入拠点としての機能も期待される。すでに日系輸送機器メーカー1社がスペアパーツの保管拠点として活用することが決まっており、今後も輸送機器や電子機器など製造業の利用を見込む。







