「根っこ+幹」の安定が重要
「下半身+体幹」が姿勢を整える
先ほど、良い姿勢のイメージは「積み木がまっすぐ重なっている姿」だとお伝えしました。
「じゃあ、その積み木の一番下、つまり足首から股関節までの下半身から整えていかなくていいの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
その通りです。本記事でお伝えする「体幹運動」では、下半身も使った足腰運動を含めて実施していきます。
木は、地中にしっかりと根を張っているからこそ、幹が安定し、枝葉がしなやかに広がっていきます。
同じように、体幹運動では胴体だけでなく、土台となる下半身(根っこ)も一緒に鍛えます。この「根っこ+幹」の安定が、良い姿勢やスムーズな動きを生み出すのです。
体幹運動は「順序」を大切にすることで、効果がぐっと高まります。
運動の順序の大切さを、姿勢を改善し、体幹を働かせられるようになる運動を例にご紹介します。
(1)しゃがみこみ運動
(2)四つん這い運動(体幹全体+手足を使えるようになる)
(3)立ち姿勢の運動(【応用】体幹全体+手足を使えるようになる)
まずは、(1)「しゃがみこみ運動」をおこないます。さまざまな運動の効果を高めるために、身体の「根っこ」にあたる足腰(下半身・骨盤まわり)の土台を安定させることから始めましょう。
「しゃがみこみ運動」ができるようになったら、次は(2)「四つん這い運動」です。
(1)の姿勢から、上体を前に倒すように全身を伸ばします。おなか・背中・背骨・肩まわりなど、体幹の中心から上部までを含めた動きへと広げていきましょう。
「しゃがみこみ運動」→「四つん這い運動」の順でおこなうことで、土台がしっかり積み上がり、背骨や首、頭の位置が自然と整い、猫背や姿勢のくせが改善しやすくなります。
(1)(2)の姿勢は、立った姿勢よりも重心が低くなります。
身体を支える面積が広くとれるので、バランスがとりやすく、倒れにくい状態となるのです。そのため、安全かつ無理なく体幹を自然と働かせる感覚が育ちやすくなります。
重たいものを持ち上げるときに、足を開いて腰を落とせば、身体が安定して力が入りやすくなるのと原理としては同じです。







