客観的な2つの視点が
子どもの運動意欲を引き出す
子どもの「できた!」を増やすために、忘れてはいけないのは「客観的な視点」です。どのような特性をもっている子にも共通する、2つの視点を覚えておいてください。
●子どもの「集中力」には限界があること
●「楽しい」がすべての原動力であること
子どもは、大人ほど長く集中が続きません。集中が切れたまま続けてしまうと、運動に対する苦手意識や抵抗感につながることもあります。
無理のないペースで、「今日はここまでやってみよう」と短い目標を立て、達成感を少しずつ味わわせていくことが大切です。
そして、子どもにとって「楽しい」は、運動意欲を引き出す原動力になります。
運動内容だけでなく、見守る大人の笑顔や表情、リアクションなど、「楽しんでいる雰囲気」も子どもには「楽しさ」として伝わります。「一緒にやってくれる」「見てくれている」「これはパパ・ママも楽しいことなんだ」と伝わることが、またやってみようという気持ちにつながるのです。
前向きな気持ちを引き出す
3つの「大人の関わり方」
以上を踏まえて、「関わり方」と「ほめ方」のポイントを見ていきましょう。
関わり方(1)メニューは短時間でメリハリをつける
●1つの運動メニューは、数分~10分程度を目安に
●「今日はここまで」「あと1回だけ」といった短い目標設定を伝える
●ハイタッチや「お疲れさま」などの区切りのあいさつを入れる
「できるまでやる」のではなく、短時間で区切りをつけましょう。たとえできなくても「やりきった」という経験が、楽しさや運動に対する前向きな気持ちを育ててくれます。
皆さんも、部活動や習い事で「あと1本!」や「お疲れさま!」の一言が継続の支えになった経験はないでしょうか。小さな区切りが、次のやる気をつくります。
関わり方(2)まずは大人も一緒に楽しむこと
●一緒に楽しみながらやってみる
●参加しなくても、子どもの様子を笑顔で見守る
できる・できないに関係なく、一緒にやってみたり、子どもが取り組んでいる姿を喜んだり、微笑んで見守ったりすることが、子どもの「楽しい」「やってみたい」という気持ちを引き出します。
大人が心から楽しんでいることは、言葉以上に伝わります。これが運動の原動力になるのです。







