土台ができたら次の段階へ
体幹を育てるアプローチ
こうして基礎ができたら、最終的には立った姿勢で体幹を働かせるための運動を取り入れましょう。
日常生活では、立って行動する時間が圧倒的に多いですよね。いくら床に近い姿勢で体幹の基礎をつくっても、立った状態で使えなければ、日常生活には活かされません。
そのため、重心が低い姿勢((1)しゃがみこみ運動や(2)四つん這い運動)で基礎をつくったら、立った姿勢での体幹運動(3)へと進めていきます。この段階的なアプローチが、日常生活で本当に使える体幹を育てるのです。
そして安定性以外にも、手足の動きも合わせて、動きの支点としての役割も育てていくことが大切です。身体の動きのスムーズさにつなげるために重要になります。
体幹運動をおこなう流れ
●足腰から体幹の中心・上部へと土台を積み上げる((1)→(2))
●重心が低い姿勢で安定性を育ててから、立った姿勢まで進める((2)→(3))
●手足の動きと連動させて、支点としての体幹を育てる((3))
同書より転載 拡大画像表示
つまり、段階的に運動をおこなうことで、体幹の役割である「支える力」「動きを安定させる力」をしっかりと引き出すことができます。結果として、姿勢が整い、動きもなめらかになりやすくなるのです。
運動効果を高めるには「順序」や「段階」も重要ですが、何より大切なのは継続することです。その継続を支えるカギとなるのが、子どもの特性を踏まえた「関わり方」と「ほめ方」です。
とくに、発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、今までの経験から、自己評価が低い傾向があります。そのため、「やりたくない」「できない」という感覚が強く、次のステップへ踏み出しにくかったり、続かなかったりする場合があるのです。
適切な関わり方・ほめ方が、「やってみよう」という運動意欲や自信を後押ししてくれます。







