関わり方(3)「繰り返し」と「期間」をもって焦らず変化を見る
「毎日やらないとダメだ」「1日でもできない日があったら効果が薄れてしまう」と焦る必要はありません。

 また、「1週間続けてみたけど変化がない」「やっぱりうちの子はできない・変わらないのかも」と落ち込む必要もありません。

 最低限でいいんです。最初は週1回でも大丈夫。慣れてきたら、金曜日(平日の時間がある曜日)は体幹運動、土日(休日)に屋内メニューか屋外メニューをやってみるといった曜日ベースで取り入れ、運動を習慣にしてもいいでしょう。

 このペースで取り組みながら、3カ月程度、焦らずゆっくり見守りましょう。月ごとの変化に注目し、無理なく、お子さんなりの進み方を大切にしていきます。

子どもの運動の効果を高める
3つの「ほめ方」のポイント

ほめ方(1)ジェスチャーや表情を添えて伝える
●拍手やGOODポーズ(サムズアップ)で喜ぶ
●頭や肩をなでてあげる
●自然な笑顔で「いいね!」と声をかける

 ジェスチャーや表情は、ほめ言葉をより強く印象づけてくれます。ほめ言葉もがんばらなくて大丈夫です。「いいね!」「良かったね!」など、シンプルでわかりやすい言葉で十分伝わります。

 言葉がなくても、ジェスチャーや表情だけでも大丈夫です。自然なふるまいが安心感を与えます。過剰にほめたり、オーバーすぎるリアクションで喜ぶのではなく、大人自身も“自分らしさ”を大切にしてほめてみてください。

ほめ方(2)具体的な良かった部分を伝える
●身体の使い方や姿勢のポイント、動きの工夫
●子ども自身が自分で考えて試したやり方やフォーム

『子どもの気になる言動が改善する からだの使い方』書影子どもの気になる言動が改善する からだの使い方』(池上 悠、ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 たとえ完璧にできていなくても、「足がしっかり上がっていたね」「自分で考えて動けたね」といった具体的な良かった点や成長を感じられたポイントを見つけ、積極的にほめてあげましょう。具体的に伝えることで、ほめられたことの意味が伝わりやすくなります。

ほめ方(3)結果だけでなくプロセス(努力)も評価する
●がんばったことや途中までのチャレンジ
●以前より良くなった部分や変化

「今日はゴールまでいけたね」や、たとえ途中で止まってしまっても「ここまで来たのはすごい」など、お子さんなりの成長過程や努力を認めることが大切です。

 関わり方やほめ方は、子どもたちにしっかり伝わり、「できるようになること」だけでなく、「やってみる」という前向きな気持ちも育ててくれます。ぜひ、今回の視点も取り入れて実践してみてください。