「学ぶ」「相談する」「決断する」3つのモードで経営課題に向き合う

「ばんそうAI」の大きな特徴の1つが、「学ぶ」「相談する」「決断する」という3つのモードが用意されている点だ。

「学ぶ」モードでは、MBAや外資系コンサルで使用されている教材をベースに、自社の状況に合わせた専門知識を体系的に習得できる。「相談する」モードでは、音声入力なども活用しながら日々の悩みや経営課題を壁打ちし、ロジカルシンキングに基づいた思考整理を行える。そして「決断する」モードでは、複数のAIエージェントが異なる立場から意見を出し合い、経営者が多角的な視点で最終判断を下せるようサポートする仕組みだ。

 必ずしもこの順番に沿って利用する必要はないが、経営者といえどもすべてのことに十分な知見があるとは限らない。まず対処すべき課題について不足している知識を学び、それをもとに相談し、最終的に決断を下す。この流れは理にかなっている。

「ばんそうAI」のホーム画面。ここでは架空の「ダイヤ機械産業」の経営者として利用してみた「ばんそうAI」のホーム画面。ここでは架空の「ダイヤ機械産業」の経営者として利用してみた 拡大画像表示

自社情報の入力から:「組織プロフィール」と「ファイルボックス」

 最初に「組織プロフィール」から自社の基本情報を入力する。これにより、汎用的な回答ではなく、自社に合わせてカスタマイズされたやり取りが可能になる。

 ここでは、トランプ関税と中東情勢の影響を最も受けやすいと考えられる自動車部品メーカーを想定し、日本の中小製造業「ダイヤ機械産業」というリアリティのある架空情報を入力した。

 加えて「ファイルボックス」機能で自社の財務資料や固有の情報ファイルを読み込ませれば、一般的な公開情報だけでなく、自社の実情に基づいた精度の高いアドバイスを得られるようになる。

企業の「組織プロフィール」入力ページ。これらの項目をしっかり書き込むことで、AIのアドバイスがより的確になるため、架空だがリアリティのある情報を入力した企業の「組織プロフィール」入力ページ。これらの項目をしっかり書き込むことで、AIのアドバイスがより的確になるため、架空だがリアリティのある情報を入力した 拡大画像表示