帰るためには進むしかない…
筆者が震えた車窓からの景色
通行不能の道を回避しながら、なんとか無事に目的地に到着。ところがどっこい。宿泊するホテル周辺でも、各所で土砂崩れが発生していた。
ホテル周辺の写真(提供=筆者)
翌日、靴の中にヒルが5匹以上も忍び込むトラブルを乗り越えて、私は念願のヒマラヤ山脈を鑑賞。下山するためにローカルバスに乗り込んだ。しかし、前夜に雨が降ったせいなのか、おおよそ100メートルに1カ所の頻度で、土砂崩れが発生しているじゃないか!?
ローカルバスは土砂を避けて進む際、時速10キロほどに減速して走行する。おそらく土砂を刺激しないため(これ以上、崩れ落ちるのを防ぐため)だと思われるが、これが逆に、日本人の私からすると恐怖でしかなかった。
削られた山肌。ゆっくりと進むバス。視線を上に向けると、大きな岩が山頂付近に残っている……。もしもあの岩が転げ落ちてきたら、いや、今走っている道路が足元から崩れ落ちる危険もあるわけで……。
「こんな道、走りたくない。だけど一刻も早く、平地に戻りたい」
矛盾する気持ちを押し殺しながら、私は万が一の際に脱出できるよう窓を開け、外の景色を睨みながら身構えていた(2時間ほどバスに揺られ、平地に戻ったときは肩の力が抜けた)。
ヒルの襲撃 (提供=筆者)
これはさすがに怖すぎる⋯(提供=筆者)







