なぜSUVで、なぜこの大きさになったのか
F:EVの「はじめの一歩」になるクルマが、なぜこの大きさだったのでしょう?今までのスズキ車とは異なる、かなり大きなサイズです。
スズキ「e VITARA」 Photo by F.Y.
大:世界に出して勝負するクルマだからです。小さ過ぎると受け入れられません。ワールドワイドのサイズ感からすると、まだまだコンパクトなんですよ。
F:世界的にはコンパクト。なるほど。EV初号車をSUVにしたのはなぜですか?
大:やはりそれはトレンドです。世界的に見てもSUVは多いですから。それに国際的には、スズキはSUVのイメージが強い会社なんですよ。欧州ではビターラも売れていますし、ジムニーのイメージもあります。
F:向こうではe VITARAと同じデザインのガソリン車もあるのですか?
大:ありません。別のクルマです。
差別化の要は「力強いデザイン」と「4WD」
F:EV専用のクルマということですね。今回このクルマを造るにあたって、一番重視したポイントはどこだったのでしょう。航続距離なのか、価格なのか、パッケージなのか。
大:「一番」は何かと言うのは少し難しいのですが、特徴としてはまずデザインです。EVはどうしても「先進感」を出そうとするメーカーが多い。シュッとした、なめらかなデザインのクルマが多いですよね。でも今回のe VITARAは、SUVらしく力強いデザインにしています。スズキとしては初のバッテリーEVですし、後発でもあります。他社と同じような方向だと埋もれてしまいます。差別化も難しい。そこは意識しました。
あとは4WDですね。このサイズのEVで4WDの設定はけっこう珍しいと思います。海外でスズキは4WDのイメージが強くありますから、そこは大事にしました。







