収入について思いつく大体のところは、以上のような感じでしょうか。作家に限らない話なので詳しくは書きませんが、お金を投資運用で増やすこともできるでしょう。
なお、私の場合は、人を雇って事務所を構えているため、作家としての億を超える収入が全て自分の懐に入るわけではありません。
原作者側から見た
「原作改変」問題
メディアミックスの話が出たところで、少々センシティブな話題を。
特に最近、世間でよく作家のトラブルとして認識されているのが、「原作改変」ではないでしょうか。実写化等のメディア化の際、原作とあまりに違う印象に、ファンや原作者が怒りを覚え、炎上していることがあります。
世間でも知られている、原作者とメディア関係者間のトラブルについては、個々の事情が推察されるため、明言を避けます。
ここでは、一般論として、メディア化の際の原作者の適切な立ち回りを考えてみます。
私が経験したメディア化としては、漫画化、ラジオドラマ化、実写化、アニメ化があります。
私の場合、頭の中で明確に画を思い浮かべて執筆していることもあって、映像的と評されることがよくあります。私の見ている画と同じ画が読者に想起されることを、狙って書いています。そんな私でも、メディア化の際はイメージとのズレが生じます。
そんな時、「私の○○はこうじゃない!」と、原作者やファンが憤るのは、はっきり言って、いちゃもんです。
人は、他人の脳を覗くことはできません。物事を全く同じ解像度で見ている人はいません。イメージを具体化する際に、人によって差異は絶対に出てきます。
餅は餅屋。そのイメージは、そのメディアに最も相応しいと、制作者が考えた結果だと心得ましょう。
制作者とのすれ違いは
起きるべくして起きている
例えば漫画化の場合、私は基本的に漫画家やその関係者の意向を尊重します。むしろ、「私は何を確認すればいいですか?」とこちらからヒアリングします。明らかな誤りや、キャラクターの性格との不一致を感じるセリフについては指摘しますが、タッチやコマ割りといった、漫画表現については口出ししません。「このキャラクターは俳優で言うと誰に似ていますか?」という質問にも答えません。







