これはある意味、種まきです。こちらからサインを送り、返してくれるかどうかは子どもにまかせる。そうすれば、子どもは「自分が話したいときに話せばいいのだ」と理解すると思います。
学校には欠席の連絡を入れる必要がありますから、電話で「先生、何かお気づきのことはありますか?」と聞いてみましょう。先生に心当たりがある場合には詳しく話を聞き、今後の対策を相談します。
先生が家庭訪問をしたり、友だちがプリントを届けに来たりするかもしれませんが、実際に会うかどうかは子ども本人にまかせましょう。
「せっかく来てくれたのに」とは言わないことです。
「学校に行きなさい」は
マイナス感情を強化するだけ
私たちはどうしても「問題を解決するには原因を知る必要がある」と考えがちですが、不登校に関しては有効ではないことも多いものです。消防士が消火活動をせずに、出火場所を探すようなもの。今すべきことは、これ以上延焼しないための対策を打つことです。
その際に鍵になるのは、子どもの感情です。
学校に行けない子どもは学校に対して恐れや不安、怒りなどの感情を抱いています。この感情は身体にも影響を与え、頭痛や腹痛などの身体症状を引き起こすほど強いものです。親や先生に「学校に行きなさい」と言われることは、学校へのマイナス感情を強化します。
みなさんも覚えがあると思いますが、怒りや悲しみの感情は思い出すたびに強くなるものです。「学校」や「勉強」という言葉を聞くたびにそれはよみがえります。
ではどうすればいいのか。1つめはそっとしておくこと。つまり「学校に行け」と強要しないことがとても大事です。2つめは安心感を与えることです。「学校に不安感をもつからといって、自分はダメな人間ではない」と子どもが思えるように、学校に行きたくないという気持ちを受けとめる、それが現段階で一番求められる親の行動です。
学校に行きたくないと思う理由を子どもが話してくれた場合、親が意識すべきことがあります。







