「ブルーオーシャン」とは、まだ誰も見つけていない、あるいはほとんど競争相手がいない、新しい市場空間を指します。喩えるなら、広大な海の中で、まだ誰も漁をしていない、魚がたくさんいる場所を見つけるようなイメージ。そこには競合がいないので、自分たちがルールを作ることができ、大きなビジネスチャンスが広がっています。
転職や定年後のネクストキャリアを探す場合に応用するならば、「ニーズがある、なのに競争相手が少ない」領域を目指すということになります。自分がやりたいことは一旦脇に置いて、社会や企業のニーズを探り、自分の「経験」「スキル」「情熱」を掛け合わせ、見つけたニーズと結びつける。
簡単ではありませんが、少なくとも「私が私が」を捨てるだけでも「ブルーオーシャン」に近づけるはずです。自分が貢献できそうな領域はどこか、誰かのためになることは何か、を考えるのです。
ケガの経験を活かした
馬原孝浩選手のセカンドキャリア
主にソフトバンクで守護神として活躍した馬原孝浩さんが歩んだネクストキャリアへの道は、転職や定年後のネクストキャリアを模索する人こそ参考にしたい話です。
デイリースポーツ(2024年1月25日)の記事によると、馬原さんは、現役時代にケガで苦しみ、体のケアについて自身も知識を増やしたそうです。「現役時代、選手としてある程度の実績もあって、体の知識もしっかり持った人がいればと思っていました」と馬原さん。「だったら自分がなろう」とトレーナーの道に進むことを決断したそうです。
プロ野球選手の引退後は、柔道整復師、はり師、きゅう師の国家資格取得を目指し、医療スポーツの専門学校に入学。コーチやメディアの仕事依頼もありましたが、「全く魅力を感じなかった」と話されています。それよりも他人が通らない道に魅力を感じたと言います。
馬原さんのお話で注目したいのは、まずプロ野球を引退された方の王道と思えるコーチやメディアの仕事に背を向けたこと。次にトレーナーの道を選び学んだこと。単に自分のネクストキャリアのためだけではなく、「現役選手の役に立てる」を大切にした選択でした。







