退職イメージ写真はイメージです Photo:PIXTA

世界39の国と地域で総合人材サービスを手掛けるランスタッド(オランダ)は、「エンプロイヤーブランドリサーチ2026 日本版」を公表した。調査では、働き手が企業に求める価値や転職・離職に関する意識を分析。給与への不満と期待のギャップ、世代ごとの価値観の違い、そして日本企業に根強く残る働き方の課題が明らかになった。(Diamond WEEKLY編集室)

離職理由の1位は
「ワークライフバランス改善」

 日本の労働市場は依然として転職に慎重な傾向が強い。2026年上半期に転職を予定している人は14%、過去半年以内に実際に転職した人は7%にとどまった。しかし、日常業務が期待を下回れば離職につながる可能性は高く、人材定着が企業にとって大きな経営課題になっていることが今回の調査で浮き彫りとなった。 

 そんな中、最も注目されるのは、企業を辞める理由のトップが初めて入れ替わったことだ。

 これまで首位だった「不十分な報酬」を上回り、「ワークライフバランスを改善するため」が33%で1位となった。続いて「仕事内容への興味の欠如」(32%)、「悪い職場環境」(32%)が並び、「不十分な報酬」は31%で4位だった。

離職・退職検討の理由※1 2023年〜2025年の「悪い職場環境」は「上司との関係が悪い」の数値を参照。 出所:ランスタッド
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 働き手は単に制度が整っているだけではなく、十分な休息や柔軟な働き方など、実質的なワークライフバランスを重視していることがうかがえる。