相手と交わした約束を破るということは、「私はあなたのことをそれほど重要な人物だとは思っていません」というサインを相手に送ってしまう危険もあります。本当に大切に思ってくれているのなら、待ち合わせの時間に遅れるわけがありませんから。
待ち合わせに遅れてやってくることは、相手を軽く見ているというか、見下しているというか、あまり会いたいとも思っていないというか、そういうネガティブなニュアンスを相手に与えてしまいかねません。実際にはそんな風に思っていなくとも、相手にはそのように受け取られます。
調査で判明した
「不誠実な人は約束を守らない」
ドイツにあるケルン大学のヨハンナ・ピーツ氏は、恋人のいる大学生83人に、「これから2週間以内に、恋人と何か約束をしてください」とお願いし、2週間が経過したところで、「きちんと約束を守りましたか?」と確認しました。
すると誠実な人ほど約束を守りましたが、不誠実な人はあまり約束を守らないことがわかりました。
みなさんは、自分と交わした約束を簡単に破るような人とお付き合いしたいと思いますか。たぶん、そういう気持ちにはなりませんよね。だとしたら、みなさん自身も他の人と交わした約束を簡単に破ってはいけません。「不誠実で信頼できない人だな」と思われるに決まっているからです。
「土産を買って帰る」と約束したら
必ず買うべき深い理由
特に、小さな約束ほど気をつけましょう。「出張に行ったら帰りにおみやげを買ってきます」と約束したのなら、どんなに小さなものでもかまいませんので職場の人たちにおみやげを買ってゆくべきですし、「今週中に仕事を仕上げる」と約束したのなら、難しいと分かった時点で早めに相談し、期限や優先順位を調整しなければなりません。
人に信頼されたいと思っても、一朝一夕にはできません。信頼を築き上げたいのなら、とにかくどれほど小さな約束でも、約束は必ず守ろう、と自分を戒める必要があります。
労働災害を予防するには大きな事故よりも、むしろ小さな事故に注意すべきだと言われていますが(ハインリッヒの法則)、人間関係も同じ。大きな約束より小さな約束のほうをしっかりと守ってください。
Dabholkar, P., & Kellaris, J. J. 1992 Toward understanding marketing students’ ethical judgment of controversial personal selling practices. Journal of Business Research ,24, 313-329.
Peetz, J., & Kammrath, L. 2011 Only because I love you: Why people make and why they break promises in romantic relationships. Journal of Personality and Social Psychology ,100, 887-904.
◆◆◆
>>【関連記事】「顔を見れば一発でわかる「信頼される人」と「されない人」の決定的な違い」を読む







