「信頼できるドライバー」に
共通する特徴は?

「信頼できるドライバー」に話を戻そう。結局のところ、そうしたドライバーに共通しているのは「小さな気配り」をコツコツと積み重ねられることだと思う。

 信号待ちのわずかな間、ミラー越しに後部座席をちらりと見る。乗客が黙って窓の外を見ているだけなら、不要な声掛けはしない。

 だが、少しでも不安そうな顔をしていたら「もうすぐ着きますので、ご安心ください」「何か気になることがあれば、おっしゃってください」などの言葉をかける。

 そのひとことを添えられるかどうかが、信頼できるドライバーとそうでないドライバーを分け、利用者の安心感を左右する明確な境界線なのだと思う。

>>前編から読む
「遠回り」するタクシー運転手は内心、何を考えているのか?