信頼できない上司がやりがちな
「4文字」の対応とは
このときに最もやってはいけないのが「犯人捜し」的な行為です。「なぜこんなことになった!」「責任者は誰だ!」などと怒るのは、まったく意味がなく、マネジャーとして最悪のアプローチと言えます。
まず問わなくてはならないのは、これです。
《何があったのか?(What・客観的な視点)》
《どうすればいいのか?(How・次の行動)》
『思考をアップデートする全技術 うまくいく人はなぜ、考えを柔軟に変化させられるのか?』(澤円 著、アスコム、税別1500円)拡大画像表示
WhatとHowにフォーカスするのが、マネジメントのとても重要な仕事。これは、「起きてしまったことは仕方がない」といったん失敗を許容する考え方でもあります。「なぜ起きたか=Why」と「誰が関わったか=Who」はあと回しにして、すぐに現状把握と次のアクションを考えるのが鉄則なのです。
でも、日本では誰かのせいにすることが多く、WhyとWhoをやたらと捜し回ります。いったいなぜでしょうか? それは「責任の範囲が明確になっていない」から。
マネジメント先進国では、責任の範囲が最初からとても明確です。わざわざ「誰のせいだ!」と騒がなくても責任がはっきりしているのです。責任範囲が明確だからこそメンバーは失敗を恐れることなく、成功に少しでも近づけるためにどんどんトライしようと考えられるのです。
代わりに、何かを達成したときの手柄も明確。たとえ新入社員であってもオーナーシップがある仕事は、その人物が手柄を総取りします。でも、日本企業ではみんなで手柄を共有するかのように振る舞いながら、結局は何もしていない代表者の「管理職」が取ることが多くあります。
もちろん、マネジメント先進国の手法は1つの考え方に過ぎません。ただ、グローバル時代のビジネスにおいては、スピードの面でも成果の面でも適しているのは間違いないでしょう。







