上田「“18”の半分はなーんだ?」

和泉「“じゅうはち”って、18歳とか18日とかの18ですよね?」

上田「そう。実はこれ、海外のある大学で実際に授業に使われたエクササイズらしいよ。確かアイデア出しとか発想力とかそういうテーマだったはず」

和泉「ということは、単純に“9”が正解のクイズではありませんね」

 上田はニヤニヤしながらうなずきます。一方、ヒカリは眉間にシワが寄っています。

和泉「黒澤さんは、このクイズわかりますか?」

黒澤祐(以下、黒澤)「実は以前に聞いたことがあります。何種類か答えも知っています」

和泉「えっ!ていうか、答えが複数あるんですか?」

脱力する回答の
深いメッセージ

 相変わらずニヤニヤする上田。ヒカリは考えます。おそらくこの問題を算数や数学のマインドで眺めてしまうと永遠に答えは出ない。だから発想を変えなければならない。そのことはわかっています。しかし、どうにもアプローチが思い浮かばず、ヒカリは自分の頭の固さを呪いました。

上田「和泉さんは“18”を数量だと思っているでしょ?」

和泉「え?だって数量ですよね?」

上田「そういうのを常識って言うんだよ。で、こういう類の遊びは常識にとらわれないことがコツ。たとえばこんな感じ」

 上田は立ち上がり、会議室のホワイトボードにマーカーで何かを描きはじめます。その瞬間にヒカリは脱力します。

図表:いろいろな“18”同書より転載 拡大画像表示

和泉「そういうことか~」

上田「“18”を数量ではなく単なる記号とか図形とかだと思えば、簡単に半分にすることができるよね。まあツッコミどころはいくらでもあるくだらないクイズだけど、俺はこういうのがすごく好きなんだ」