支持率激減を象徴する大炎上
限界を迎えた「寝てないアピール」
例えば、毎日新聞の5月の調査では、18〜29歳の支持がはじめて50%を割って45%になった。選挙ドットコムとJX通信社の5月の調査でも10代、20代で「高市離れ」が進んでいた。25年11月に20代は「支持」「どちらかと支持」を合わせると80%を超えていたのだが、今年5月にはその半分の40%強まで下落している。
そんな「コアな支持層の離反」を象徴するのが、最近の高市首相への風当たりの強さだ。
就任直後から高市首相は国会やSNSで忙しくて睡眠時間が取れないという「寝てないアピール」を繰り返しては、支持者やファンから「かわいそう」「応援しています!」などと同情の声を集めてきた。中傷動画疑惑の際などは、これで答弁を逃れることもできた、高市首相の「伝家の宝刀」的なブランディングだったのだが、ここにきて潮目が変わってボロカスに叩かれている。
7月20日、高市首相はいつものように、国会答弁の準備やメールの処理に追われて「0〜3時間睡眠」になっているという投稿をした。それに対して「いったい何のアピール?」「だったらさっさと辞任してゆっくり休んでください」「そんな状態では政策判断を誤るのでは」などと炎上してしまったのである。
また、7月27日の衆院予算委員会で、国会で支持率が低下していることを問われて「私自身が分析することは困難」「原因に関してはわかりません」と答えた。同日夕方の会見では、今国会の反省点を問われ、「反省点は特にない」と答弁したことも「謙虚さのかけらもない」などと批判されている。
数カ月前にこんな「高市批判」をしたら、SNSで高市支持者が「日本のために頑張っている早苗ちゃんをいじめるな」「これから日本を変えていく首相の足を引っ張るな」などと袋叩きにされた。そのため、なかなか盛り上がることもなかった。
この当時、全国紙の幹部と話をしたときも「今は首相に批判的な記事はまったく読まれず、クレームや批判だけが多いので、そういう論調を避けてしまう傾向がある」と言っていた。しかし、ブームを牽引してきたZ世代が激減したことで、だいぶ風向きが変わってきたようだ。
では、「ふとした仕草がかわいい」「早苗ちゃんしか、勝たん」などと心酔してきたZ世代はなぜここにきて、高市首相に冷めてしまったのか。







