義務感マックスで再び、N-ONE e:へ
Super-ONEに乗ったあとで、改めてN-ONE e:に乗る。
ペニンシュラ東京の名店「ヘイフンテラス(起鳳臺)」で食事をした翌日に、街中華にいくようなものではないか……と言ったら言い過ぎか。この時点では義務感マックスで、大した期待もしていなかった。
サクッと乗って、乗り心地やら使い勝手やらを思い出せば、それで原稿は書けるだろう。その程度に考えていた。
AD高橋氏からクルマを受け取り、彼を近くの駅に送り届ける。
今回試乗したホンダ「N-ONE e:」 Photo by F.Y.
キュルキュルキュル…盛大なホイールスピンに驚く
幹線道路に出る。信号が青になり、Super-ONEの調子でアクセルを強く踏み込む。
キュルキュルキュルッ。スキール音を立てて、前輪が盛大にホイールスピンするではないか。いやこれノーマルのN-ONE e:だよな。次の信号でもう一度やってみた。やはり鳴く。
そして速い。いや待てよ。このクルマはこんなに速かったか。
数日前まで乗っていたSuper-ONEの加速感は、しっかりと身体に残っている。それと比べても、少なくとも50km/h辺りまでは全く差を感じない。
しかしこのクルマはSuper-ONEと違い、BOOSTなる飛び道具も付いていないのだ。
Super-ONEと比べても分からない、50km/hまでの差
前回の試乗記で書いた数字を思い出す。いま乗っているN-ONE e:の最高出力は47kW、64ps。最大トルクは162N・mである。一方で、つい先日乗ったSuper-ONEはBOOST時に最高出力が70kW、95psまで引き上げられる。馬力は実に1.5倍だ。圧倒的な差である。
それなのにスタートダッシュの50km/hあたりまでは、その差がほとんど分からない。
Super-ONEとN-ONE e:、2台並べてシグナルグランプリをやったら、どちらが勝つのだろう。俄然興味が湧いてきた。







