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作家ヤマザキマリさんの
エッセイが意図せぬ方向に“炎上”
私が思うに、日本社会のマナーが成熟し、日常の99%が快適になったからこそ、残り1%の不快や理不尽が「強烈なノイズ」として目立ってしまうからではないだろうか。
日本で話題になるマナー論争は、突き詰めると(1)静けさや匂いといった空間への期待値のズレと、(2)荷物の扱いなど個別の振る舞いへの不満の2つに大別されると思う。具体的には、公共移動空間における下記のようなものだ。
・座席のリクライニングについて後方座席の客に声をかけるべきか
・臭いの強い食品類を持ち込んでいいか
・携帯通話や会話、咳やくしゃみは許されるか
・乳幼児の泣き声や、児童の騒ぎ声は許されるか
・訪日外国人(インバウンド客)のしゃがみこみや荷物、大声の会話は許されるか
先日、作家のヤマザキマリさんは、友人が機内で手荷物を頭上の棚に収納してくれないか客室乗務員に依頼したら「自分で扱えない荷物は持ち込まないで」と迷惑がられたというエッセイを書いた。そして、困っている他人を見かけたら最低限の優しさを持って接してもいいのではないかと苦言を呈した。
すると、ネット上にはヤマザキさんの主張に共感するコメントよりも、非常に多くの批判的なコメントが付いた。「客室乗務員のメイン業務は保安であり荷物の上げ下げではない」「客がルールを守れば済む話」などと、手厳しい意見が相次いだ。







