自分の魅力を高め、行動を積み重ね、どんな分野でもよいのでナンバーワン(オンリーワン)と呼べる強みをとがらせること。

 20代のうちに「この領域なら自分が一番だ」と言える武器を持てば、それ自体がメンターとつながる切符になります。1つの分野で結果を出していれば、自然と目に留まり、チャンスが巡ってくるものなのです。

 何歳になっても「できる人」に聞き、学び、吸収する習慣が、学びの筋肉を鍛えます。学びを止めない人は時代に取り残されず、自分を更新し続けることができます。

 やがてその人自身も、誰かのメンターになっていくことでしょう。

 本物から学び、本気で吸収し続けることは、最も利回りの高い自己投資。

 メンターとの偶然の出会いを待つのではなく、自分の姿勢で引き寄せましょう。

自分自身が「会いたい」と
思われる存在になるのが先決

 人間関係というのは、不思議なくらい、自分の未来を決めていきます。

 今、誰と一緒にいるのか。誰と時間を過ごしているのか。

 それがそのまま、自分の「現在地」となります。

 私はいつも、こんなふうに自分に問いかけています。

「自分は会いたいと思われる存在になっているのか」

 誰だって、責任を人のせいにする人や、裏表のある人には会いたくありません。

 だからこそ、自分自身が誠実で、約束を守り、信頼される人間であろうと努めることが必要です。

 その一方で、

「この人と一緒にいたら、自分は何を学べるだろうか」

 という視点も忘れないようにしています。

 そう感じる相手なら、少し勇気を出して距離を縮めてみる。

 学べるものがあるとわかっている相手からは、言葉1つ、所作1つがヒントになります。

 反対に、甘えが生まれる環境だと感じたら、ムリに近づきません。直感は案外正しいものです。

 若い人には、とくにこれを強く伝えたい。

 20代で何者でもないのは、実は大きな武器です。だから私は、若い人に「行動しろ」と言うのではなく「若さの突破力を使い切れ」と伝えます。