松屋、大逆転への勝ち筋は?すき家、吉野家を追う「牛丼以外」の新戦略松屋プレスリリースより

松屋は『大使館コラボ』でファンを開拓

「松屋は、『大使館コラボ』が人気を集めるようになりました。19年末~20年頭に、ジョージアの郷土料理である『シュクメルリ』を期間限定販売して大ヒット。これをきっかけに、正式に各国大使館とコラボしたメニューを売り出すようになりました」

 たとえば、ポーランド大使館とコラボした『ミエロニィハンバーグ』、スリランカ大使館とコラボした『デビルチキン』、セネガル大使館とコラボした『マフェ』など。いずれも定食スタイルで提供され、1000円未満とお手頃価格だ。

「日本の飲食店ではなかなかお目にかかれない珍しい料理を、松屋がリーズナブルに提供してくれる。大使館コラボシリーズが浸透したことで、松屋ファンが増えているのです」

松屋、大逆転への勝ち筋は?すき家、吉野家を追う「牛丼以外」の新戦略松屋プレスリリースより
松屋、大逆転への勝ち筋は?すき家、吉野家を追う「牛丼以外」の新戦略松屋プレスリリースより

 もともと松屋は吉野家、すき家との差別化として、各店に鉄板を常備しており、焼肉定食などは店内でグリルして提供できる強みがある。そのため、「牛丼より多少高くても、価値を感じたものにはお金を出す、新しい客層を獲得できている」と重盛氏は分析する。

松屋、大逆転への勝ち筋は?すき家、吉野家を追う「牛丼以外」の新戦略松屋の焼肉定食 Photo:A4studio

 それだけでなく、松屋はある“荒業”でもファンを増やしているという。