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円キャリー取引の対象通貨の分散化
円高局面も落ち着いている豪ドル
9月に入り、日米通貨当局のドル高円安けん制などから円キャリー取引の巻き戻しが強まった。160円台で推移していたドル円は、4月末と7月末の円買い介入で付けた155円ちょうどの節目を割り込み、152円台までドル安円高が進行し、1月に付けた年初来安値(152.10円)を試す展開が現実味を帯びる場面もあった。
もっとも、中東情勢の悪化を受けた原油高が進行し、世界的に利上げ期待が高まる中、依然として低金利の円を利用したキャリー取引再開の動きも期待される。一方、米国当局はドル高牽制姿勢を強めており、キャリー取引の対象となる通貨は、米ドルだけでなく、ある程度分散することも考えられる。
円キャリー取引の対象通貨として注目されているのは、9月以降の円高局面でも下げが比較的落ち着いている豪ドルである。以下では、豪ドルを取り巻く状況と今後の見通しを考察していく。







