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昨年は上昇続けたランド円
今年は10円の大台を突破できず
中東情勢の不透明感が続き、世界的なリスク警戒の動きから新興国通貨全般に厳しい環境が続くなかで、10月に入って底堅い動きを見せているのが南アフリカランド(以下、ランド)である。
ランド円は昨年4月に付けた7.2円台から上昇基調で推移し、11月には節目とされる9円ちょうどを上抜け、年末には9.4円台に達した。今年初めもランド高の流れは続いていたが、米国とイランの対立を受けて世界的なリスク警戒が広がると、流動性の低い新興国通貨からの投資資金の流出が広がり、ランドも対ドルを中心に売りが出た。
そんな中、ランド円は、ドル円の上昇もあって高値圏でのもみ合いが続けていたが、心理的な節目でもある10円の大台に7月、8月と2度にわたって上値を抑えられ、日本の通貨当局による円買い介入もあって、高値から調整が入る展開が見られた。
9月に入ると、長期化する中東情勢への警戒感や、米金利の上昇を受けた対ドルでのドル高ランド安などから、ランド円も売りが強まり、10月初めには7月末のドル円での円買い介入後の円高水準を割り込む9.4円付近まで下げたが、その後は一転してランドの反発が見られている。
ランド円と同じく高金利・資源国通貨であるメキシコペソ円は10月に入ってもペソ売りが目立っており、ランド円と対照的な動きとなっている。







