水が入っても、ミリ秒で高電圧を切る
東:ただ、高電圧バッテリーの場合、ケースの中に水が入るかどうかだけを見ればいい訳ではありません。バッテリーには当然、電線やチューブ類がつながっています。仮に水分が毛細管現象でそうした経路から入り込んだ場合でも、電線の抵抗値の変化を常時監視していて、危険と判断する閾値を超えた時点で、ミリ秒単位で高電圧を遮断する仕組みになっています。
ですから、「水に浸かったEVは、そのまま車体に高電圧が流れて危険」という単純な話ではありません。水がどこから侵入する可能性があるのか、その時に電気的な異常をどう検知するか、異常が起きたらどう遮断するか。そこまで含めて安全システムを組んでいます。
F:なるほど。単に「バッテリーケースは防水です」で終わらず、もし水が配線側から入り込んでも、それを電気的な変化として拾って高電圧を切る仕組みまで持たせているわけですね。
中国車に対する不信感とは何なのか
最低地上高が低い。腹を擦ればバッテリーが壊れる、水に浸かったら感電する――。
SNSで盛んに語られている「ラッコは物理的にヤバい」という話には、事実とかなり異なる部分があるようだ。
だが、中国車に対する不信感の本丸はこの先にある。







