仕事のトラブル「8割」は
確認済みのことから起きる
企画を進めていけば、どんなに入念に準備をしていても、トラブルは必ず起こります。
最近では、経験上、トラブルのパターンもだいたい把握できるようになり、「トラブルは絶対に起こるけど、絶望するほどのことは起きない」と受け入れられるようになってきました。
トラブルは、確認していたことがきちんとできなかったというミスが8割で、残りが想定もしていなかったトラブルや、天災レベルのアクシデントです。
ミスは準備の段階で防ぐこともできますが、それ以外はどうしようもありません。
最悪、企画が中止という結論に至ることがあっても、私は割り切れてしまう気がします。
実際にトラブルが起きたときは、余計なことは考えず、すぐに切り替えて対応していきます。
つい先日も、トークセミナーの登壇者が当日に骨折してしまうというトラブルがありました。しかし、連絡をくれた同じ会社の方にその場で「では、あなたが登壇してもらえませんか」とオファーしていました。その方も壇上で話せるような方だということはわかっていたので、すぐに切り替えられたのだと思います。
このようにぼんやりと意識していたことが代案として浮かんでくることもあります。でも、基本的にはあらゆる手を考えて準備を進めているので、A案で問題が起きたならB案に変更するといったように、切り替えて対応することも多くあります。
事前にどれだけあらゆるケースを想定し切っているかの勝負です。
『「自分でやらない」ほうがうまくいく 信頼されている人だけが知っている7つのルール』(石井 玄、PHP研究所)
私がトラブルに対してすぐに切り替えられるようになったのは、ラジオディレクターとして生放送を経験してきたことも大きいです。
時間が押してしまい予定通り進行できなくなることなどは、よくあります。しかし、ラジオには必ず入れなければいけないCMやコーナーなどが存在します。その度に、頭の中でパズルを組み合わせるように、番組構成を組み替えていました。
その上、限られた放送時間の中でリスナー参加型の生コントを展開するような番組もやっていたので、その場ごとに判断して対応する力はかなり鍛えられたと思います。
おかげで、トラブルを前にして焦ったり、頭が真っ白になったりするようなことはなくなりました。







