ニデック

 前述の通り、ニデックは本稿執筆時点で2027年3月期第1四半期決算を公表していない。最新四半期の実績を同じ条件で比較できないため、今回は対象から除外した。

 参考として、2026年3月期第4四半期までの四半期増収率の推移を示すグラフのみ掲載する。

 

TDK

 26年4~6月期の売上高は7410億円、前年同期比増収率は38.3%だった。この3カ月は同社の27年3月期第1四半期に当たる。営業利益は863億円(53.0%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は806億円(94.4%増)となった。

 

 全体を牽引したのは、二次電池などのエナジー応用製品で、売上高は4058億円(42.1%増)だった。受動部品は1768億円(28.0%増)、センサ応用製品は619億円(33.3%増)と、いずれも増収となった。

 一方、スマートフォンなどICT関連製品の生産は、メモリ需要の逼迫と価格高騰の影響で前年同期を下回った。AIデータセンター向けのHDD用部品の需要は堅調で、磁気応用製品は816億円(49.6%増)と伸びた。円安も業績を押し上げ、為替変動の影響は約725億円の増収、約113億円の営業増益としている。

 通期予想は据え置かれ、売上高2兆5800億円(3.0%増)、営業利益2950億円(8.3%増)を見込んでいる。