アナリストのタスクは、
「現場にデータを伝えること」

  私のアナリストとしてのタスクには、データの収集や分析のほかに「日々の練習等で、監督・コーチ・選手など周囲の人たちにも必要なデータをしっかり理解してもらえるよう、伝えること」というものがあります。

  タスクの1つとして掲げるくらい、
  現場にデータを伝えることは大切な仕事だと考えます。

  データそのものはデジタルな世界かもしれませんが、使って動くのは人です。人が動かなければ、勝利はつかめません。
   そう考えると、データはアナログな世界と切り離すことができないように思います。

  次回は、「いかにしてデータを現場に伝えるのか」について、お話をしたいと思います。

  (次回は9月6日更新予定です)


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データを武器にする
勝つための統計学

日本初の全日本女子バレーボールチームの
情報戦略担当アナリストによる、チームを勝利に導く法

『データを武器にする』
渡辺啓太著

  ロンドン五輪で28年ぶりに女子バレーに銅メダルをもたらし、世界一のデータバレーを誇る日本。驚きの勝利の裏にあったものは、「いかにして現場でデータを効果的に使って、人の心を動かし、チームを勝利に導くか」にあった。
   本書は、日本初の全日本女子バレーボールチームの情報戦略担当アナリストによる、チームを勝利に導く方法がまとめられている。時にはアナログな手法も使いながらデータを「武器化」し、選手やリーダーである監督、スタッフを動かし、不利な状況の中、チームで勝利をつかんでいったのか、具体的なエピソードを入れながら、わかりやすく解説している。

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