この瞬間、
上司は新入社員にガッカリする!

 上司や先輩は、主体性を発揮し、自分の頭で考えることの重要性を、これまでの経験を通して強く感じています。一方の新入社員は、仕事は教えてもらえるものと思いがちです。

上司や先輩は新入社員に対して、「自分で考えてどんどん進めてもらいたい」という希望を持っているので、必要最低限の指示や大きな方向性しか示さないことが多くあります。

 それが新入社員からすると「指示内容が曖昧、わかりづらい」となるわけです。そして、具体的に指示されたことだけをやった場合、上司や先輩からは「アイツは言われたことしかやらない……」と見えてしまいます。

 コミュニケーション上のギャップもあります。「自ら考えてほしい」と思っていることについて、あえて明確に伝えないこともあるようです。

 加えて、上司である中高年世代などは、あうんの呼吸で物事が進む「ハイコンテクスト文化」から抜け切れていないことも多いのです。これでは、文字情報に慣れているSNS世代との間にギャップが生じて当然でしょう。