今回から登場していただくのは、スポーツ小売業国内最大手のゼビオ株式会社代表取締役の諸橋友良氏だ。ゼビオ株式会社は、スポーツ小売業のスーパースポーツゼビオ(SSX)、ゴルフのヴィクトリアを中心に、M&Aや新業態を手掛けながら順調に事業拡大を続けている。創業から50年を超え国内最大手に躍り出た。諸橋社長の考える「ビジネスモデル」とは何かについて話を聞いた。

社員のベクトルを合わせてお客様に感動を与える、<br />それがゼビオ流ビジネスモデルゼビオの諸橋社長(右)は、根っからのスポーツ好き。小学校から高校まではスピードスケートに、大学ではテニスに打ち込んだ。(対談日:11月17日)。

スポーツを軸にして様々な業種や業務に参入する
それがスポーツコングロマリット構想

川上:ゼビオは、「スポーツコングロマリット構想」を掲げています。コングロマリットの本来の意味は、複合企業です。直接の関係を持たない多岐にわたる業種や業務に参入する企業体を意味しますが、諸橋さんの考える“スポーツコングロマリット”とは、どんな構想ですか?

諸橋:我々の事業は、スポーツ小売業にとどまらず、スポーツスクール、アイスホッケーのプロスポーツチーム運営、ドラッグストア、カジュアル衣料など多岐に渡ります。スポーツを軸にして、それに関する様々な業種や業務に参入する。それを「スポーツコングロマリット」という言葉で表現しています。

社員のベクトルを合わせてお客様に感動を与える、<br />それがゼビオ流ビジネスモデルゼビオの「スポーツコングロマリット構想」の概念図