こちらは「相手の好きなこと」「認められたい欲」の2つを使っています。
そのままストレートに、「正確に報告してほしい」と言われると、「面倒なことを言われたな……」と思われます。
一方でこのように言われると、じぶんから報告しようかな、という気持ちが生まれますよね。
徳永「あの、思ったのですが、切り口は、2つ以上入れてもいいのですか?」
はい。
いくつ入れていただいてもいいです。実際には、1つだけよりもいくつかを組み合わせて使うほうが効果的です。
徳永「もうひとつ、質問があります。こうやって参考例をもとに考えればつくれるのですが、いざというとき忘れてしまうのです。どうすればいいですか?」
いい質問ですね。それには、いい方法があります。まずは、メールやSNSといったテキストで練習してください。対面でいきなり「伝え方のレシピ」を使うのは、むずかしいと思います。ですがテキストなら考えた上で送ることができるので、トレーニングにもってこいです。
意識して使っているうちに、対面でも使えるようになってきます。
それではポイントです。
「相手の好きなこと」「認められたい欲」
この2つの切り口は、ビジネスシーンで鉄板です。
仕事相手との関係をよくしながら、どんどんじぶんの進めたい方向を実現することができます。
ビジネスというと、ビジネスライクで冷たい印象があるかもしれませんが、仕事での関係こそ、どれだけ相手のことを想像できるかが大切なのです。
あなたのまわりで、仕事ができる人の伝え方を気にしてみてください。
かなりの確率で、この2つのレシピを連発しているはずですよ!