お母さんは、教育者であり、
保護者であり、リーダー

 生まれたばかりの赤ちゃんは、ひとりでは生きていけません。保護者と教育の必要な、「白紙の状態」で生まれてきます。その子をどのように育てようと、お母さんの自由になるのです。

「どんな子に育てようか」とプランをねり、その目標に従って毎日努力していきます。

 もちろん、楽しいこともあれば、苦しいこともあります。
 しかし、赤ちゃんにとって、お母さんは、教育者であり、保護者であり、リーダーであるのです。

 これほど「自分の思いどおりに」できる仕事は、育児よりほかにありません。

 しかも、その仕事の結果は、よくても悪くても、毎日毎日、自分の目で確かめられます。

 どんな聞きわけのない子でも、お母さんの努力しだいで、従順になってくれることが、育児をしているとよくわかります。

これほど、「生きがいのある仕事」は、おそらく、男性がたずさわっている仕事のなかにもないでしょう。

 この点を、忘れている女性が多いのではないでしょうか。