私が毎日書評を書き続けるワケ
このアイデアを生み出す方法を知った私はこう思ったのです。
「継続的にアイデアを出し続けるにはどうすればいいのだろう?」
私は毎日アイデアを出さなければいけません。原稿を書くこともそうですし、会社の仕組み作りにしても、セミナーの内容にしても、アイデアが決め手になります。上質なアイデアが浮かんでこなければ困ったことになってしまいます。
要は、情報を集めて放っておけばひらめくわけです。ひらめきはいつやってくるかわかりませんが、情報を集めることはいつでもできます。しかも、「一般的な知識は常に集めて蓄積しておきなさい」とヤングは言っているのです。
ですから、継続的にアイデアを出すために、情報のインプット作業を習慣にしようと思いました。具体的には本を読むことです。一般的な知識を詰め込んでおく必要があるので、幅広く興味のある分野でも、また興味のない分野でも関係なく雑食でいこうと思いました。
しかし、ただインプットするだけでは習慣化しません。そこで、私はアウトプットすることを自分に課しました。読み手がいるということを意識すると、毎日続けられると思ったからです。これが私のメールマガジン「ビジネス選書&サマリー」を始めた一番の理由です。いまでも発信し人気を博しています。
このスキルを活用するコツはインプット!
「猛烈なインプット」を日頃からしておけば、アイデアは案外簡単に浮かんでくると思います。アイデアが浮かんでくる体質になるのでしょう。インプットを常にやっていると、自然とそういう体質になっていくのだと思います。無意識のうちに関係のない情報と情報が頭のなかで組み合わさって意識下に降りてくる感じです。
私のもとには毎日数冊ずつ出版社から本が送られてきます。メールマガジンで書評を書いているおかげです。さらに、個人的にも気になる本は購入します。そうした本を1日に10冊は目を通します。目次や中身をパラパラとめくって、目が留まった個所を熟読していくのです。
プライベートでは小説も読みます。小説の場合はしっかりと1ページずつ読んでいきます。小説の場合はビジネス書と違い感受性や情感を養ってくれるので、感情移入しながらのめり込むように読むといいでしょう。