米連邦準備制度理事会(FRB)のラエル・ブレイナード理事は12日、高騰するインフレを抑制することがFRBの最重要の任務だと述べ、景気悪化を招かずに物価上昇圧力を緩和させることにも自信を示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催のイベント「ジョブズ・サミット」でブレイナード氏は「インフレは高すぎる」とした上で、「インフレを低下させることはわれわれの最重要の任務になる」と語った。ブレイナード氏はジョー・バイデン大統領がFRB副議長に指名しており、上院での承認待ちとなっている。米労働省がこの日の朝方発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、エネルギーや食品価格の高騰を背景に前年同月比8.5%上昇し、40年ぶりの高い伸びを記録した。
ブレイナードFRB理事、インフレ抑制は「最重要」
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