「走る宝石」「神がかってる」パガーニ・ウトピア、数億円のハイパーカーの実力は？【試乗記】

パガーニ・ウトピア　価格：未定　Photo by Makita Ryosuke

パガーニはイタリア北部、モデナ近郊のファクトリーで生産される。8月に開催されたモントレー・カーウイークでは待望のウトピア・ロードスター（限定150台）がデビュー

ドアとエンジンリッドを開口した姿は、往年のレーシングカーを彷彿。ウトピアはパガーニが本質としている “シンプル＋ライトウェイト＋ドライビングファン”を追求したハイパースポーツ。生産台数は99台限定。すべて売約済み

トランスミッションはXトラック製。3ペダルの7速MTと2ペダルの7速AMTが選べる。3ペダルMTはラップタイム競争よりドライビングファンを望むカスタマーニーズに応えて設定された。ユーザ ーの半数以上が選んでいるという。リンケージをあえて露出させた作りは感動的。その扱いに気難しさはない

室内から珠玉のV12ツインターボの姿が確認できる演出。フルスロットル時の加速レスポンスは “瞬発”という表現が当てはまる。まるで鞭を打たれた駿馬のイメージ。サウンドも絶品

パワートレーンはメルセデスAMGがパガーニ用に開発・生産する6L・V12DOHCツインターボ （864hp/1100Nm）。軽量設計のためパワーウェイトレシオは1.48kg／hp。駆動方式は2WD